化学系知財部の進境

化学メーカーに就職したアラサー理系男子の成長記録。資格・研究・知財・健康・投資等の話を発信していきます。

【知財部の仕事】知財部に向いている人・向いていない人

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最近、「知財部に行きたい!」という人によく会います。

会社の中での認知度が上がってきているのでしょう!

嬉しいことですね(^o^)/

実際、知財部は仕事満足度の高い業務のようです。

詳しくは下記参照↓↓↓↓

国家試験 知的財産管理技能検定 ホーム

 

さて、それでは一体どんな人が知財部に適性があるのでしょうか?

これを読んで、向いている人はぜひ将来の選択肢の一つに考えてみてください!(^^)!

 

 

 

 

知財部に向いている人

字を読むことに嫌悪感が無い人

 これは、ある意味前提条件となります。

知財部にも色んな仕事がありますが、どの仕事を担当しようと、文章を読む作業が中心となりますので、それが嫌な人には向かないでしょう。

 

細かく、正確な作業が得意な人

 特許出願にしろ契約書作成にしろ、誤字脱字や見落としが命取りになったりします。

あまりおおざっぱな人は向いていません。

 

コミュニケーション能力が高い人

 知財部にコミュニケーション能力は不要じゃね?と勘違いされがちですが、これが最も重要です。

極端な話、研究者と仲良くならないと良い特許は書けません。

特許を作成していくうえで不明点は研究にたくさん問い合わせをしないといけませんので、研究と良好な関係を築いておく必要があります。

また、社外対応として営業と一緒に他会社の知財部と面会したり、弁理士・弁護士の先生方にお会いしたりするので、そういうコミュニケーションが好きだったり得意である方が向いています。

 

責任感が強い人

 これもあまりイメージがないかもしれませんが、知財部は非常に責任のある部署です。

知財部が肯定すれば、それが会社の方針になったりすることもあります。

なので、知財部は役職関係なく一人ひとりが責任を持った行動・発言をする必要があります。

 

女性研究者

 前回の記事でも書きましたが、女性にとって働きやすい部署であると思うので、結婚・妊娠等を経て会社で働く場合、知財部は最適解の一つになるでしょう。

 

転職も視野に入れている人

 社会人をやっていると、一度は転職を考えたことがあるのではないでしょうか。

しかし、研究職だと、意外と転職が難しいと聞きます。

なぜなら、研究とは、研究対象が異なると今まで得た知見が全く役に立たなくなるため、転職して新分野を担当する場合、知識は新入社員と同程度となります。

それだったら新入社員でいいですよね?

このように、研究者は結構社会人としての自己アピールが難しいケースが多いとのことです。

一方、知財部は異なります。

知財のスキルは共通であるため、基本がしっかりしていればどこでも通用します。

更に、近年世の中の知的財産に関する重要度が上がってきており、転職サイト上でも知財経験のある人の募集が大変多くなっています。

弁理士事務所や特許関係の独立法人で働くことも可能ですので、スキル習得目的で知財部に移ることもありかと思います。

知財部の職場は都市の中心地が多いこともポイントですね!

 

 

知財部に向いていない人

デスクワークが苦手な人

  実験していると時間が早く過ぎるように感じる日も多いですが、一方デスクワークだと、残念ながらそう感じる日は多くありません。

眠い時も、実験のような作業をしていると身体をごまかすことも可能ですが、デスクワーク中だとガチで寝てしまため、注意が必要です。

(私は何度も寝落ちし、起こされています。笑(;'∀'))

また、研究職の人はわかると思いますが、デスクワークを行う居室には管理職がいるのに対し、実験室は一つの隔離された空間です。

デスクワークに飽きたとき、研究者はちょっとした息抜きとして実験室に向かうことも少なくないと思います。

知財部にはこういった空間が少ないため、デスクワークから逃れられません。

ですので、息抜きの場所に困ります。

 

目立ちたい人

 知財部は、言ってしまえば「縁の下の力持ち」なので、表舞台に立つことは少ないです。

というか、表舞台に立つときは問題が起こった時なので、表舞台に立たない方がいいとさえ言えます。

そういった役割に対し、誇りを持てるかどうかも重要な資質です。

 

自習するのが嫌な人

 知財部は「知的財産法」の下に、作業したり、判断したりします。

会社によるかもしれませんが、知財部で早く活躍したいとなると、自分で多少なりとも勉強することが必要となります。

私も、とりあえず知的財産管理技能検定を勉強することで基礎知識をつけました。

 

知的財産管理技能検定に対する過去記事を載せておきます。↓↓↓↓

 

www.chemical-ipd.com

 

 

色々と書いてきましたが、一つ確実に言えることは、「研究者にとって、知財部を経験することに損なし」です!

というか、研究者は一度知財部を経験した方がいいとさえ思います。

確実に視野が広がり、色んな判断力が身に付きます。

 

ですので、もし皆さんの目の前に知財部になる機会が転がってきた時、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか!

最終的に研究者としてやっていきたいとしても、確実に自分のためになると思いますよ!

知財部に関する質問などがあればどしどし送ってください。笑

 

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

また宜しくお願いします!

 

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