化学系知財部の進境

化学メーカーに就職したアラサー理系男子の成長記録。資格・研究・知財・健康・投資等の話を発信していきます。

【資格】知的財産管理技能検定の概要

 

 みなさんこんにちは、村人Aです(^o^)/

 

さて、本日は知的財産管理技能検定について、概要を発信していきたいと思います。

 

 

 

 

知的財産管理技能検定とは??

 まず、知的財産管理技能検定とは、「知的財産管理」職種にかかる国家資格のことであり、2008年からスタートした比較的新しい資格になります。

 

詳しくは下記ホームページをご確認下さい。

受験申し込みも同サイトから可能です。国家試験 知的財産管理技能検定 ホーム

 

そもそも、知的財産に関係する資格としては「弁理士」が有名ですが、弁理士資格を取得するための平均勉強時間は3,000時間といわれており、非常に難易度の高い試験となっています。

 

弁理士として働きたいのであれば勿論その資格が必要ですが、企業の知的財産部として働くにいたってその勉強量は少々過剰であると言われており、費用対効果の高い資格ではありません。

 

そこで、この知的財産管理技能検定です!

本資格は、企業内の実務に即した試験となっており、勉強したことがそのまま仕事に役に立つ内容となっています。

 

「知的財産部に異動となったが、何をどう勉強していいかわからない」

「知的財産部としてスキルアップしたい!」

「知的財産に興味がある」

「将来、知的財産部で働いてみたい!」

といった方々には非常におススメの資格です♪

 

 

 

企業における知的財産業務の重要性

  そもそも企業における知的財産部は、単に特許出願等を行うだけでなく、「知的財産法」に基づいた様々な出願戦略の策定・契約対応といった業務があり、非常に責任の重い仕事となっています。

 

例えば、当社の製品が他社の特許を侵害しているか?といった質問に対し、「YES」と答えた場合、その製品は作れません、という決断を下すことになります。

 

一方、「No」と答えて製品を作り続け、後々「やっぱり侵害していました」ということが判明した場合、訴訟や損害賠償の対象になり、会社の社会的評価を大きく下げる結果になります。

 

上記例でお判りい頂けたかと思いますが、知財部の判断は非常に重要な意味を持ちますので、生半可な知識で業務を行うのは難しく、どうしても経験が必要になってきます。

 

そういった「経験」を少しでも勉強で埋めようと思うと、このような資格を取得することが近道になるわけです。

 

 

知的財産管理技能検定の種類・難易度

さて、前置きが長くなってしまいましたが、知的財産管理技能検定には3級、2級、1級があり、大まかな難易度としては、下記のようなイメージです。

 

3級:簡単 (知財業務をやっていなくても受かる)

2級:普通~やや難しい (知財に関する実務知識がやや必要)

1級:激ムズ (これを受験するなら弁理士を目指せばいいのでは?というレベル)

 

いずれの級においても、筆記試験と実技試験があります。

(3級と2級に関しては、筆記と実技の間にそんな違いはありません。)

 

3級と2級の試験は、年3回開催されています。

 

1級は、特許・ブランド・コンテンツの3種類に分かれており、それぞれに特化した試験となっています。

また、3種類に分かれていることから、各種類の試験は事実上年1回しか受験のチャンスがありません。

このことからも、1級の難易度が伺えるかと思います。

 

私は2018年11月に3級を、2019年3月に2級を受験し、それぞれ合格出来たため、次回以降その勉強方法等を紹介していきます。

 

今後、機会を見つつ1級を狙っていきたいです!

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

また次も宜しくお願いします!

 

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