化学系知財部の進境

化学メーカーに就職したアラサー理系男子の成長記録。資格・研究・知財・健康・投資等の話を発信していきます。

【仕事観】社内での交渉事を成功させるための秘訣

 

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会社に入社すると、様々なシーンで交渉を行うことがあると思います。

 

例えば、自分の業務の方向性について、上司と意見が異なる際、場合によっては「自分はこの方法でやりたい!」と上司に対し主張する必要があります。

このようなやり取りは、研究職においては日常茶飯事です。

小さいことですが、これも立派な交渉ですよね('ω')ノ

 

大きい交渉のケースとしては、他社との交渉が一番に挙げられます。

若手のうちはあまり無いかもしれませんが、経験を重ねていくと他社とのやり取りが増え、頻繁に交渉事を行うようになります。

 

一方、経験の浅い若手でも、社内で、しかも他部署の人と交渉するケースがあります。

それが、社内上層部や人事部との交渉です!

 

会社では色んな事情を抱えて働いている人々がいることに対し、統一的な福利厚生を持つ会社では、それぞれの事情に合わせて福利厚生を適応させることは難しく、個人単位で融通をきかせてくれる会社は少ないはずです。

大企業であればあるほど、その傾向は強いでしょう。

会社側の事情も理解できるのですが、実際に働く側になってみると、どうしても他者と比較してしまい、思わず「不公平だ!」と感じてしまうことも多いはずです。

そんな時に、自分の理想の生活を勝ち取るため、上層部や人事部と交渉をするケースが生じます('Д')

 

しかし、単純に自分が望むことを主張するだけでは、相手も考えを改めてはくれません。

自分の主張を通すためには、十分な事前準備(理論の構築)と、最適な根回しが必要です。

今回はそのような社内における交渉事について、成功させるための秘訣を教えたいと思います(^o^)/

 

 

 

事前準備(理論の構築)

 最も重要なことは、事前準備であり、特に以下のことを意識する必要があります。

①論理的に間違っていないとされる理論を構築すること

②上記理論の正しさを証明し得る資料を準備すること

③妥協点(落としどことろ)を考えておくこと

④相手が納得し易い(相手の上司に説明し、理解が得られやすい)理由を考えること

 

①に関しては、そもそも筋が通ったお願いであることが大前提である、という話です。

若手の内に本当のわがままを通すことはまず不可能だと思うので、そういった場合は素直にあきらめましょう( ;∀;)

感情論で語ることは最もNGです!

 

②について、やはり口頭であるのと、紙の資料を出すのとでは、説得力が大きく異なります。

自分の意見だけでなく、本などから引用できたり、データをもって証明できるとより説得力が増します!

 

交渉事は、基本的に③に落ち着くことが多いです。

一方が完全に折れるケースは、よっぽど力関係に差が無い限り、生じる可能性が低いと思います。

(但し、今回のような若手vs上層部というケースは力の差がはっきりしているので、完全敗北は充分あり得ます。笑)

実際の交渉においては、どちらかが折れないと話が進まないため、現時点的な妥協点は検討しておく必要があります。

もし妥協点が無い場合は、最初の提示条件を多少ふっかけ、妥協点を自分のベストな要望にしてもいいかもしれません(;'∀')

 

④においては、相手側の立場に立って考えればわかることですが、「自分の交渉が通った後、何か問題が生じた際に、相手が言い訳できる理屈」を与えてあげると、相手が納得し易くなります。

 

ここまで考えておければ、かなり勝率が上がってくることでしょう(^o^)/ 

 

根回しの重要性

 現実問題、上記項目で構築した理論をいきなり交渉相手にぶつけた際、揺らぐ事はあっても、直ぐにこちらの要求を呑むとは限りません。

対象者の立場にもよりますが、一度持ち帰るケースも多いはずです。

そんな時、交渉相手にコチラに有利な決断をさせる後押しとなるのが、事前の根回しとなります。

 

根回しを一言で言ってしまうと、「交渉者と同等以上の立ち場の人間を味方につける」ことです。

若手にとってはこれが最も重要であり、かつ難易度が高い話となります。

しかし、相手より立場が上の人間を味方につけることが出来れば、非常に心強く、それだけでもかなりの勝率が見込めます。

最早交渉が始まる前から勝ちが決まっているかのような感じですね(^o^)/

 

強い味方を得るためには、最初は最も身近で相談し易い上司に声をかけてみるのがいいでしょう。

上手くいけば、その人が更に上の人を紹介してくれるはずです。

そういった感じで、あくまで親身になってくれる範囲で、最強を味方をゲットしましょう(^o^)/

 

交渉内容について

 交渉内容について、大まかに分類すると、以下の2種類が考えられます。

①ルール自体を変更してもらう

②既存のルールにおける「例外」扱いにしてもらう

 

上記のうち、圧倒的に楽なのが②なので、基本は②のスタンスで交渉に挑みましょう

①を変えることは非常に大掛かりであり、ほぼ不可能といっても過言ではありません。

一方、②の場合、最悪、上の立場の「コネ」のみで成立する可能性が高く、意外と何とかなります。

(というか、自分が知らないだけで例外が適応されている人なんて企業には大量にいま

す。)

 

第一声の重要性

 初めに、交渉相手に対し、誰が「第一声を発するか」は結構重要だと思っています。

ベストは、自分から交渉する前に、事前に上の人から一言口添えをしてもらうこと

しょう。

自分から聞いて正式にNGをくらうと、その後上の人から言って貰ったとしても、一度出したNGを引っ込めて貰えるかはわからなくなります。

それよりも、事前に上の人から言って貰って、最初の交渉で決めてしまう方が圧倒的にスムーズにいきます(^o^)/

 

 

いかがだったでしょうか!

皆さんも本記事を参考にしつつ、社内で自分の意見を通せるように頑張りましょう!

事前準備は非常に重要であり、交渉が始まる前から勝負は既に決しているとも言えます。

特に「根回し」と「事前の口添え」は非常に重要だと思いますので、覚えておいてく下さい!

 

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

また宜しくお願いします!

 

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